というわけで、1号さんです。
こういう記事は2号さんにお願いしてもいいのですが、既に調べてしまったので、1号さんが書いてみます。ボールペンの替え芯規格のお話です。
当サイトでいつもアクセスが多い記事がいくつかあります。
その中の一つに「ボールペンの替え芯」に関する記事があります。
今までは「D1規格」に関する記述はなかったのですが、改めて付記しました。
そもそも、ボールペンの替芯って互換性あるの?
まあ、互換性はありません、通常。
メーカーがそれぞれの考え方に基づいて、自社の技術を活かして最高の筆記具を作ろうと日々研究しているわけですから、替え芯が異なる形状なのはある意味仕方ないかな、と。
同一メーカーでも、ブランドが違うと替え芯が使えない、なんて普通にあることです。
そんな中、ゼブラが作ったのがいわゆる「4C」という規格になります。
4C規格ってどんな規格?
4Cとは「長さ67mm、外径2.4mm」のボールペン替え芯の規格を指します。
実は正式な4Cは「外径2.4mm」なのです。それがずっと外径2.3mmまで含む形になっていますね。
今では4C規格といえば「長さ67mm、外径2.3~2.4mm」とアバウトな表現になっていたりします。
かく言う当サイトでも、4Cの外径は2.3~2.4mmという扱いでした。
では、D1規格とは?
D1規格は、ISO/JISで定められた規格、つまり国際規格になります。
また、D1という規格はありません。正確には「JIS S6039 D」、油性ボールペンのサイズ規定になります。
ちなみに「D」以外には「A1/A2/B/E/F/G1/G2/H」があり、それぞれサイズについて規程を定めています。
同じように水性ボールペン、ゲルインクボールペンについてもISO/JISで定められています。
そして「JIS S6039 D」で定められているサイズは、長さ67mm、外径2.35mm。多少の誤差は認められています。
「D1」は国際規格なので、海外のボールペン軸でD1規格の芯を使っているものであれば、国産のD1規格の替え芯が使えます。
国内では4CまたはD1と覚えておけば恐らく大丈夫
じゃあ4CなのかD1なのか、と不毛な言い争いが起こる可能性もありますが、ここはザックリと「4Cはゼブラ、近いけど少し細い国際規格がD1」とザックリ覚えておけばいいかな、と思います。
文房具店で替え芯を探すときは、4Cで通じるところが多いとは思いますが、念のため「D1」という言葉も覚えておくとベターでしょう。
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