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ペンクリニックを受けるついでにセーラーの万年筆を購入しました

お久しぶりの1号さんです。
さて、2号さんがすでに書いていますように、人生初のペンクリニックを体験しました。
しかもお相手はあの現代の名工として有名な長原宣義さんの息子さんである、長原幸夫さん。
いやまさか、という感じです、はい。

場所は博多。東急ハンズでした。
元々は北九州にて別件があり、終了後そのまま帰るつもりだったのですが、少々早めに終わったので「せっかくだし博多駅周辺にでも」ということで。

東急ハンズをいつものようにウロウロしていたら、文具コーナー・万年筆売り場周辺のレイアウトが少し違うことに気付いた1号さん。
ふと見ると何やらペンをゴニョゴニョやってるおじさんが(失礼)。
その上をヒョイと見ると「ペンクリニック」の張り紙。
横にいた2号さんに「何かやってるよ」と言うと、「え?!あ、そうだ!今日だ!」。

そう、2号さんはこのサイトに記事を載せていたのでした。

座ってらっしゃったおじさんが、かの有名なペンドクターである長原幸夫さん。
さすがに私も2号さんのど忘れ具合には呆れましたが、もっと呆れてらっしゃったのが長原さん(笑)。
「こういう機会はあまりないからね、今なら空いてるよ」とやさしく声をかけていただき、なぜか目の前の椅子に二人揃ってチョコンっと座ることに。
ちょっと話をさせていただきつつ「せっかくだからセーラーの万年筆、買っちゃえば?」と2号さんを誘惑(笑)。するとなぜか私も買うことに・・・

実はセーラーの万年筆は持ってなくて、文具展やギフトショーなどに行ってセーラーの人と話をしても、インクの話しか出来なくて、どこでも「じゃあ次は万年筆の方もよろしくお願いします」と言われていたので「次はセーラー!」と思っていたところでした。

ちょうどセーラーの九州支店の方もいらっしゃって、その方がまたステキな女性でした。
その女性の方にいろいろと教えていただきつつ、試筆させていただきつつ、決めたのが「プロギアスリム 四季織々」シリーズでした。

四季織々万年筆 | セーラー万年筆 |公式ウェブサイト

2号さんが買ったのは2号さんの記事を読んでいただくとして、私が買ったのは[名月]です。

IMG_0779

こういう色のペン軸はまだ持ってないので、いい機会だし、ということでこれにしました。

この万年筆、値段の割にニブは金だったりします。
安い万年筆だとステンレスのものが多く、少しカリカリするのですが、金ニブだと柔らかめで使ううちに自分の書き方にニブが合ってきて、どんどん書き味がよくなってきます。
(金ニブでもカリカリするものももちろんあります)

さて、この万年筆を長原さんに研いでいただきました。

2号さんのは「手帳用に細め」ということで、私も同じようにしてもらおうと思ったのですが、長原さんの方から「遊んでいい?」と言われ「どうぞどうぞ」と・・・

研いでいる間もいろいろなお話をしてくださいました。
昔は私たちが住んでいる町の辺りで営業をして回っていたそうです。セーラーさんって意外なモノも売ってたんですね・・・
なので、ローカルな話題でもしばし盛り上がりつつ・・・

「ちょっと書いてみて」と言われ書いてみると・・・ごくごく普通の中細ニブが長刀に!
これが見事な長刀で、しかもスラスラと書ける!味わったことのない滑らかな書き味!

「お!おー!」と感動していると長原さんが「裏返してみて」と。
普通の万年筆、裏返して書こうと思ってもカリカリするし、インクも出にくいのでかすれるし、全く書けたもんではありません。
が、少しカリカリする程度で細い字が書けます!これはすごい!
もう感動の嵐です。

とりあえずペン先のアップでも。

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いやはや、初めて体験したペンクリニックがこれですか!すごすぎます!

二人で感動してわーわー言ってると、長原さんがゴソゴソとカバンやら何やらゴソゴソと・・・
「これ、保証書代わり」と言って、下さったのは「名刺」でした。
名刺の文字、全て1本の万年筆で書かれているそうです。いやーすごい。
と書いておきながら、名刺の掲載許可はいただいていませんので載せられません。お許しを。

という感じで大興奮で博多を後にしたのでした。

この万年筆は宝物ですが、ガンガン使い倒します。

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記事を書いたのは...

2号さんの旦那
プログラマ、IT系エンジニア、Webプロデューサー/デザイナー、サーバエンジニア、ネットワークエンジニア・・・・
好奇心旺盛で気になったらとりあえずやってみる
多趣味、基本は「作ること」が好き、と言いつつ、根っこにあるのは「スクラップ&ビルド」の精神だったりする

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